WAY monthly 2021年3月号「変化の激しい時代には 論理と教養と思いやりが必要です」

WAYのミッションを「インター生にとって理想的な熟を作る」から「教育を通して次世代を強化する」に変えました。

理由は、シンガポールから日本に帰国しても、日本の学校に通いながら、WAYのインターネットによる授業を、継続して受講される方がゆっくりですが、増えているからです。インターネットは国境を超えますので、未来の教育を考えると、ミッションを変えるべき時だと考えました。

変化の激しい時代を生き残るには「教養と論理と思いやり」(佐藤優)が必要だと思っています。よって、WAYの授業は教養と論理を身につけるための基礎を徹底して強化しています。

その結果として、当然受験にも強い生徒を出しています。(東大、シンガポール大学、そして先月も慶応大学のパールに女生徒が合格しました)。理解していただきたいのは、多くの日本の大学、高校、中学校も欧米の学校と同じく、論理力と基礎教養を受験生に求めているからです。そうしなければ「優秀な生徒を集められず、少子化のために」大学、高校、中学も潰れる危険があることを学校関係者は熟知しているからです。

最後の「思いやり」で考えていることは2つあります。一つは生徒たちにしっかりとした学力を身につけさせ、将来社会の中核に入り、自分の受けてきた教育での恩恵をいつか世の中に返していこうとする、思いやりのある生徒にしたいと思っています。これをノブレース・オブリージュと言います。

もう一つは、人生は順風な時と、逆境の時が必ず訪れるものです。順風なときは誰でも進めます。では逆境の時はどうでしょう?必ず誰かの助けが必要となります。人生の辛い時期に愛する人から助けてもらえることほど嬉しいことはありません。「私たちは自分自身の経験から、苦しいときに愛する人が支えてくれることがどれほど大きな意味を持っているか知っている」(フロマートカ)。思いやりのある人には人生の辛い時期に、助けてくれる人が出てきます。受験などでこのことを忘れがちですが大切なことです。

繰り返します。グローバルな世界で生き残るためには「教養と論理そして思いやり」が必要です。

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